自由研究テーマで塩を使った浮き・沈みの科学実験を行ない、野菜や果物など塩分濃度によって浮いたり・沈んだりすることを確認できます。小学生なら「浮き」「しずみ」を観察して実験結果をまとめればいいですが、中学生は密度について調べて「なぜ浮いたり、沈んだりしたのか?」までを調査するといいです。塩の濃度別で調べた浮き沈みをしたあとに水・塩水・野菜・果物などの密度を調べて自由研究をまとめてみました。

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水・塩水・野菜・果物の密度を比較する実験基礎データ

難易度 普通
対象 中学生1年生以上
実験期間 30分
テーマ 実験
費用 0円

この「塩の浮き沈みで使った野菜・果物の密度を調べる」は、塩分濃度の違いで野菜や果物が浮くのか・しずむのかを調べ、中学生の自由研究テーマとして発展させた内容のものです。そのため、実験期間は30分、費用は0円にしています。良ければ「塩分濃度の違いによる浮き沈み」のレポートもご覧ください。

塩の濃度による浮きしずみを確認する自由研究

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用意するもの

道具 個数
計量器 1個
計量カップ 1個
野菜・果物など 適量

野菜や果物は塩分濃度の違う食塩水の中に入れた野菜や果物を使いました。この密度を調べる自由研究だけをするのであれば、冷蔵庫にあるものや重さのあるボール、軽いコルクなど水に入れても大丈夫なものを選ぶようにするといいです。

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水・塩水・野菜・果物の密度を比較する実験方法

目的・きっかけ・動機

塩を使った浮き沈みの科学実験を行ない、塩分濃度により同じ野菜でも浮いたり・沈んだりするのは何故ろうと思ったため、ものの質量・体積・密度を調べてみようと思いました。

実験のやり方

浮き沈み理科実験で使った野菜と水・塩水の密度を調べてみます。物にはそれぞれ重さ(質量)があり、その重さ(質量)を比べることで浮いたり・沈んだりする原因や理由が分かります。1立方cmあたりの質量を密度といいますので、それを調べて比較してみたいと思います。

密度=ものの質量÷ものの体積

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実験する

水と食塩水・野菜や果物などの重さ(質量)と体積を調べてそれぞれの密度を確認してみます。

野菜や果物などの重さ(質量)と体積を調べる

①密度を調べるものの重さ(質量)を計量器で量ります。

計量カップに水を入れます。水は100mlとか200mlとかキリの良いところに合わせると確認しやすいです。画像の計量カップはメモリが細かいほうがいいです。

②計量カップの水の中に重さ(質量)を量ったモノを入れ、水のかさがどれだけ増えたかを確認します。

水と食塩水の重さ(質量)を調べる

水と食塩水の濃度別の質量も調べます。

計量カップの重さを量りメモしておきます。

③次に水や食塩水を計量カップに100ml入れます。

④計量器に100mlを入れた計量カップを乗せて重さを量ります。

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密度を計算する

まずは、密度の計算式を確認しておきましょう。

物の密度=①で量った質量÷②で増えた水の体積

水・食塩水の密度=④で量った計量カップの重さを引いた質量÷③の体積(100ml)

結果

量ったもの 質量(g) 体積(ml) 密度
キュウリ 7 7.5 0.93
サツマイモ 6 6.3 0.95
ダイコン 22 22.2 0.99
1 1.0 1.00
約2.3%塩水 1.02 1.0 1.02
ニンジン 5 4.9 1.02
約4.6%塩水 1.05 1.0 1.05
タマゴ 52 47 1.11
ミニトマト 12 10.0 1.20
ジャガイモ 19 15.5 1.23
約20%塩水 1.26 1.0 1.26

密度の小さい順番に並べます。塩分濃度で浮き沈みを実験したのであれば、水と各塩分濃度で浮いたものと、沈んだものが合っているかを確認しておきましょう。水や食塩よりも軽いと浮きますし、重いと沈みます。

感想

計量カップで体積を量るときはメモリが細かいほうがより詳しく調べることができます。100均で買うことができますのでメモリは細かいものを選びましょう。密度を調べるのは理科の授業で勉強したことで質量・体積・密度の関係を自分で体験することができ、学ぶきっかけになりました。

教科書を眺めているだけでは分からなかったことが、自分で科学実験をしたことで理解を深めることができ良かったです。自分でできる実験は行ってみて理解を深めていけたらと思います。

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まとめ

水道水や塩分濃度の違う塩水に中に野菜や果物などを入れたら浮いたり、沈んたりする理由についての研究結果をまとめるのに密度を調べました。理科で学習したことを自由研究テーマにすることで理解が深まりますし、興味を持つきっかけにもなると思います。

質量や体積をしっかりと量らないと密度が正確に出にないため、浮き沈みの結果と一緒の結果になりません。

私も、実験した結果の密度の計算と浮き沈みの結果が一致しませんでした。体積をしっかりと量らないと結果がおかしくなりますので、自由研究課題として取り組むときには注意しましょう。

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