マーブリングというものを知っていますか?マーブリングとは、大理石のような縞模様のことを言います。水面に広がる特別な絵の具を使って不思議な模様を作る技法です。出来上がる模様は同じ模様を作るのが難しく世界にたった1つだけのオリジナルの模様を付けることができます。紙に転写したり、粘土で作った動物や魚などに転写することもできます。ここでは、粘土で動物を作り、その動物にマーブリングしたいと思います。

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立体マーブリングの科学実験工作データ

難易度 簡単
対象 小学3年生以上
実験期間 1日
テーマ 工作・実験
費用 500円

立体マーブリングの科学工作は100円ショップのセリアに買い物に行ったときに自由研究のテーマとしておすすめされていたものを子供と一緒に作ってみました。サンプルでは、魚を作って水族館を作っていましたが、動物を作りたいというので動物たちを作ってマーブリングしたいと思います。

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用意するもの

材料 個数
洗濯のり 1本
手芸粘土 1個
牛乳パック 1個
マニキュア 2~3本
マニキュア薄め液 1本
ラメパウダー 1個
ゼムクリップ 6個
つまようじ 7本
紙皿 1枚
クッキー型 お好みで
新聞紙 2~3枚
綿棒 2~3本
紙コップ 1個
割り箸 1本

家にある物を使って材料は揃えるといいです。牛乳パックは底の部分を6cmの高さで切って洗濯のりを入れて転写するための容器に使いました。マニキュアなどは100均で揃えることができます。

作り方

粘土(ねんど)で形を作る

紙粘土の厚みをクッキー型の厚みよりも少し厚くなるようにします。クッキー型を押し付けて動物型のねんどを作成します。

粘土で形を作ったら上になる部分にゼムクリップを水で濡らしてから差し込みます。水に濡らさないで差し込むと粘土に亀裂が高い確率で入ります。

今回は、ぞうさん・くまさん・うさぎさんを2体ずつ作り、顔は型を押して作りました。

ねんどで形を作ったら固まるまで置いておきます。私が使った軽い紙粘土は1時間ほどで固まりました。

注意

粘土で形が複雑な動物を作りましたが、へこんでいる部分にマーブリングするのが難しかったです。形は球体(丸い)にしてくっつけたりして形をあとで作るほうが綺麗にできます。見本でみた魚のほうが綺麗にできると感じました。

私の失敗も含めて、参考に作って頂ければいいと思います。

立体マーブリングをする

マーブリングするための材料を準備します。ここで使うのは、マニキュア・容器(牛乳パック)・洗濯のり・つまようじ・綿棒・割り箸・紙皿です。

形を作った粘土にマーブリングしたものを乾かすためのものを作ります。

私は、紙コップにつまようじを差し込み、このつまようじに粘土に差し込んだゼムクリップを引っ掛けて乾かすようにしました。

横から見たら画像のような感じになります。つまようじで強く押し込むと紙コップに穴が簡単に開きます。ゼムクリップを引っ掛けたときに重さで傾くことがあるので、紙コップの中に重しになるビー玉やマニキュアの薄め液などを入れておくと倒れ防止になります。

牛乳パックの底、6cmの高さで切り取った容器の8分目まで洗濯のりを入れます。

洗濯のりの上にマニキュアを2~3滴垂らします。100均で買ったマニキュアは、粘りが強いのでマニキュア薄め液で薄めてから使うとスムーズに作業を行なうことができます。

洗濯のりの上に落としたマニキュアの液は広がって膜を作ります。垂らしたら素早くつまようじで表面をかき混ぜます。

このとき、マニキュア液を垂らしたら素早く表面だけをかき混ぜます。時間が経ってしまうと膜ができてしまい、マーブル状にならずに塊がつまようじに付いてしまいます。そのときは、マニキュア液を洗濯のりからつまようじや綿棒を使って取り出して、もう一度、マニキュア液を垂らしましょう。

マニキュア液をかき混ぜてマーブル状にします。

マーブル状にしなくても、広がった液をそのまま転写してもいいです。

割り箸の先を5cm程切ります。というのも、そのままだとはさむ力が弱かったので切ってはさむ力を強めました。そうしないと粘土を洗濯のりにくぐらすことができません。使ったねんどが軽かったので。つまようじをさしてもいいと思いますが、つまようじを刺した穴が残るのが嫌だったので割り箸ではさむ方法にしました。

立体マーブリングをするときは、付けたいほうを下にして入れると上手にできます。

なんか想像していた模様とはかけ離れていますが・・・

マニキュアの色を変えるときは、綿棒で洗濯のりに残っているマニキュア液をすくい取ってから次のマニキュア液を垂らします。そうしないと色が混ざり合ってしまい綺麗にできません。

洗濯のりに入れたマニキュアの表面をつまようじでかき混ぜない状態で付着させてみました。まとわりついただけのような気がします。マニキュアの液の粘り具合が強いようだったので、マニキュア薄め液を使って薄めて3滴垂らしてから行ったら綺麗にできました。

ラメパウダーを入れるときはマニキュアを垂らしてマーブル状にしてから振り掛けると上手くいきます。

子供は、思うようなマーブル模様にならなかったからマニキュアを直接、ねんどに塗ってラメパウダーを洗濯のりにまぶして、ラメパウダーだけを転写しました。

転写した粘土はのゼムクリップにつまようじを通して紙コップに引っ掛けて乾燥かせました。風通しの良いところで3時間ほど乾かしました。

できた立体マーブリングの写真・画像はこちら。失敗まではいきませんが上手にはできませんでした。マニキュア液を薄めてからしたほうがいいですね。また、容器を牛乳パックを使ってしましたが、横に広いものを使ってすると全体にマーブル模様に1回ですることができるのでいいと思います。

マニキュア液を粘土に直接塗って洗濯のりでコーティングするのもおすすめ。そのときは、ラメパウダーなどを付けるといいですよ。

飾り付けをする

ダンボールや色画用紙などを使って雰囲気を出しましょう。作った粘土模型がより際立ちます。

どうしてマーブリングできるの?

さて、自由研究のテーマとして作るだけではなく、なぜマニキュア液が粘土にうつるのかを調べてみましょう。

立体マーブリングの作り方で使ったのは洗濯のりとマニキュア液です。マニキュア液の成分はほとんどが油で出来ていて、洗濯のりよりも軽いため表面張力の働きで洗濯のりの上にマニキュア液が浮いたが状態になります。

そこに、粘土で作った模型を入れるとマニキュア液が粘土にうつるのは、マニキュア液の部分だけは表面張力の力が弱まっていますので、より強い表面張力のほうに流れていきます。それが、粘土にマニキュア液が転写される仕組みです。

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まとめ

粘土模型にマーブリングすることができましたが、紙などにも転写することができます。平らであまり深さがないトレイや容器を使って行なうと紙に転写することができます。真っ白だった紙が色鮮やかな紙に変わります。

はじめてのときは転写やマニキュア液のかき混ぜ方などが分からないので一度テストしてみてから行なうといいです。感覚が分かりますし、綺麗に、そして上手に美しく仕上げることができるようになります。

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