牛乳パックを使った工作で小学生3年生以上の中学年または高学年向けの自由研究に使える貯金箱を探していました。貯めるための貯金箱ではなく、仕掛けのある貯金箱を作りたいと思って色々と探していたら、風車貯金箱というものがあり、おもしろい仕掛けの貯金箱だったので作ってみたいと思います。使うものは、牛乳パックと風車になる丸いものがあれば簡単に作ることができます。

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風車貯金箱を作る基礎データ

難易度 普通
対象 小学生中学年以上
工作期間 1時間
テーマ 工作
費用 400円

工作が得意または好きな人にとっては優しいかも知れませんが、難易度は「普通」です。はさみやカッターを使用するのでケガをしないように注意しながら工作をするようにしましょう。作成時間は30分から1時間程度でき、1日でできる簡単な牛乳パック工作です。費用に含まれているのは、牛乳パック500ml×2個、竹ぐし、ストローです。準備するのもので手元に無い材料や道具は、セリアやダイソーなどの100円ショップで買うことができます。

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用意するもの

材料 個数
牛乳パック500ml 2個
丸いフタなど 1枚
竹ぐし12cm 1本
ストロー 1本
ホチキス 1個
はさみまたはカッター 1個
コンパス 1個
セロハンテープ 1個

牛乳パックは500mlを使って作りますが、1リットルのものでも作ることはできます。子供がたくさん牛乳を飲むので、500mlだと費用が高くなるし、わざわざ牛乳パック工作のためだけに買うのは勿体ないというときには、1リットルの牛乳パックで作ってみても大丈夫です。

また、丸いフタは6ピース入りのチーズなどが入っているケースが丸いので、ご家庭で購入するのであれば、それを使えばいいですし、他にも紙製の丸いフタがあれば、それを使えばいいです。今回、私は丸いフタが無かったので、コンパスを使ってダンボールを丸く切り抜き使いました。

風車貯金箱の図面

牛乳パックに切り込みを入れる位置を図面を書いてみました。今回、私が作ったときに穴を開けた位置や切り込みの位置などを書きましたので、参考までに。この通りにしなければいけないというものではありません。

牛乳パックで風車貯金箱の作り方

牛乳パックにコインの入口を作る

コインを入れるための穴を開けます。牛乳パックの上部の三角形の部分の側面にコインを入れるための投入口を作ります。コインの中で500円玉が一番大きなサイズになりますので、横2.65cm以上×縦0.2cm以上の大きさで、カッターで穴を開けます。穴を開ける位置は図面を参考にして下さい。

カッターで穴を開けた状態です。見た目を考えて、左右対称になるように切り込みを入れて、切り抜きました。

風車用の穴と取り出し口を作る

牛乳パックのコインの入口用の切り込みを入れた横の面に、取り出し口を作ります。今回は牛乳パックの上部を除いた平らな面の外側から1cm内側を切り取りました。コインの入り口の反対側に近いところは切り取らず、浅くカッターで切り込みを入れて折りやすくしておきます。

竹ぐしを通すための穴も開けます。穴を開ける位置は、図面を参考にして見て下さい。

コインの取り出し口となる扉(とびら)とは反対側に風車を取り付けるための竹ぐしを通すための穴を開けます。開ける位置は、上から4cm、横は中心部分に竹ぐしが通る程度の穴をカッターなどで開けます。

風車を回すための回転台の仕掛けの作り方

500mlの牛乳パックを、もう1つ準備していると思いますが、以前、牛乳パック工作で使わなかった部分が残っていたので、私は今回、こちらを使います。牛乳パックを利用する人はまず、底の部分を切り取り、牛乳パックを平らに出来るようにすると切りやすくなります。

牛乳パックを6cm幅に切り取ります。カッターでもハサミでもどちらでも切りやすいほうを使うといいです。切り取った牛乳パックが画像の右上部の状態になります。6cm幅に切り取った牛乳パックの4面すべての真ん中に、カッターで切り取り線を入れておきます。さらに、真ん中に入れた切り込み線を挟んで左右に0.5cm幅で、同じように切り込み線を入れておきます。

この切り込み線を3本入れておくことで、風車がまわるための仕掛けである回転台を簡単に作ることができます。

6cm幅に切り取り、切り込み線を入れた回転台になる牛乳パックを十字になるように折りたたみます。牛乳パックの4つの角が中心部分に来るようにします。十字の先端になるのが、切り込み線を入れた中心部分です。

中心に12cmに切った竹ぐしを通して、回転台をホチキスで留めます。ホチキスを留める位置は、できるだけ竹ぐしに近い部分に、1枚の羽に付き2箇所留めます。

竹ぐしを通し、ホチキスで留めた回転台の羽の部分を切り取ります。切り取り線を入れておいた箇所なので、簡単に切り取ることができます。4面すべて切り取り、分けます。

切り取ったら2枚に別れますので、0.5cmの切り込み線を入れた部分を、同じ方向を向くように折り曲げます。

これを手作りしているときに思ったことは、切り取り線を入れずに真ん中で切り取り、2枚にしたら、定規で0.5cm幅に1枚は切り落とし、1枚は内側の白いほうに切り取り線を入れて折り曲げたほうがやりやすかったようにも思います。

回転台の羽の先端を折り曲げ、不要になった部分を切り取りました。羽の先端部分の強度を上げるために、切り取った0.5cmの牛乳パックを接着剤で、羽の先端に取り付けるのもいいと思います。

風車を作る

風車の部分に当たる丸い円盤のものを準備します。今回は、コンパスを使いダンボールに円を書き、カッターで切り取ります。丸い円の中心部分に竹ぐしが通る程度の穴を開けておきます。少しキツ目の穴のほうがいいです。

牛乳パック貯金箱に回転台を取り付ける

ストローを0.5cm間隔に切ったものを回転台の左右の竹ぐしに通します。

ストローを通した回転台を貯金箱の中に入れます。入れるときは、取り出し口の扉とは反対側に開けた竹ぐし用の穴に通します。

取り出し口の扉に開けた竹ぐし用の穴に、回転台の竹ぐしを通して扉を閉じます。

牛乳パック貯金箱に、回転台をセットして扉を閉めた状態です。

ココで回転台の羽の向きを確認しておきましょう。牛乳パックの上から中を覗いて、コインの入り口側に回転台の羽の先端部分、折り曲げたほうが見えるようにします。この折り曲げた部分にコインが引っかかり、コインの重さで下に押されることで回転台が周り、風車がまわる仕掛けになっています。

回転台の先端の羽が下を向いているとコインが、そのまま滑り落ちてしまい回転しないので、取り付ける際には確認しておきましょう。

貯金箱に風車を取り付ける

取り出し口とは反対側に出ている竹ぐしに、0.5cmに切り取ったストローを通します。

さらに、風車に当たる丸い物を差し込んで出来上がりです。牛乳パックの上部はセロハンテープで止めておきましょう。

横から見た「牛乳パック工作!風車貯金箱」です。

牛乳パック工作!風車貯金箱の動画

風車の部分は、どうしようかまだ決めていませんのが、何か絵などを書こうか迷っています。サッカーボール、オラフ、ジバニャン、カエル、スライム、ドラえもん、バスケットボール、豚(ブタ)、ペンギン、ポケモン、恐竜、うさぎなどを書いてもいいと思いますが、女の子なら「かわいい」のがいいと思いますし、男の子なら「かっこいい」のがいいかもしれません。

風車部分に紙粘土で何かを作ってデザインするのもいいかなぁと思います。でも、あまり重すぎると回らなくなってしまうので注意しましょう。おみくじみたいに当たり、はずれなどを書いたり、サイコロにしても楽しいかも知れませんね。

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まとめ

夏休みや冬休みの自由研究工作として、動く仕組みを理解することができる仕掛けがあるのでおすすめです。小学3・4年生から高学年、中学生でも取り組めると思います。中学生が自作するときは、モーターを使って自動で動くようにしてもいいと思いますし、もう少し、回転台の数を増やして、複雑に動くからくり貯金箱を作るのもいいと思います。

仕組みと作り方が分かれば、仕掛けが分かるので、色々な工夫ができ、より複雑に動く風車貯金箱などを製作することができます。1リットルサイズの牛乳パックを使ってコインや硬化を選別する仕掛けを作っても面白いと思います。

小学校低学年の子供なら、イオンやセリア・ダイソーなどで買える貯金箱の工作キットを手作りするのもいいと思います。

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