自由研究で集めた資料やデータ・写真を上手に使うことで見やすくまとまりの良いまとめ方にすることができます。写真は写真の取り方によっても違いがはっきりと分かってしまいますし、データをただ数字を並べるだけでは分かりにくいものが表やグラフにすることで見やすくなります。色も使ったり、使い分けたりすることで見てすぐに分かるようにする効果がありますので、様々な工夫をして、分かりやすくしていきましょう。
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デジカメでこまめに撮影して見やすくする7つのコツ
デジカメで写真を撮影するときに、全体だけしか撮影しないまたは、部分的な箇所をアップでしか撮影しないとか、1枚しか撮らないとかあると思いますが、自由研究の資料を使ってまとめているときに、違う角度から見た写真が欲しいとか、この部分のアップ画像が欲しいとか、まとめているときに、必要な写真が無いなんてことがよく起こります。
まとめているときに写真を撮ることができるのであれば、追加して撮ればいいですが、作成途中や観察途中の写真だと、そういう訳にもいきません。デジカメで撮影するときのポイントを7つお伝えします。
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全体とアップの2パターンの写真を撮っておく
自由研究のまとめ方で、見やすくするために写真を使うのはとても有効な手段です。撮影するときは、全体とアップの写真を準備しておくといいです。なぜなら、全体像だけだと別の情報が多すぎて何を伝えたいのか分からないときがありますし、クローズアップだけを見ても実際に見たときの周りの環境や雰囲気が伝わってきません。
全体写真とアップ写真を撮影しておくことで、まとめるときに使い分けができますし、両方を使って並べて比較することで、臨場感を与え、見ている人に興味を引かせることができます。
たくさん写真を撮り確認資料としても使う
写真は、これでもかというほどたくさん撮影しておくといいです。全体写真とアップ写真もそうですが、角度を変えたり、明るさを変えたり、おしゃれに小物などを置いたりして撮影したりと、様々な写真を残しておくといいです。あのとき、この角度の写真を撮っておけばよかったと思うことが多いです。
写真に残しておく過程としては、使う材料、工程、作業風景、観察、作り方などあらゆるときに撮影して残しておくといいです。写真撮影しておくと記録として残しておくことができますし、確認資料としても使うことができます。
場所・日時と記録を残しておく
動物や植物の観察や星・月の調査など、動植物の観察や天体・天気観測をするときには、写真の撮影場所や日時をきちんと残しておくといいです。あとでまとめるときに、どこで写真を撮ったか忘れていることがあります。また、そのときに感じたことや疑問に思ったことをメモやノート、観察日記などを使って残しておくことも忘れないようにしましょう。あとで振り返って見返すときに役立ちます。
同じ写真を複数枚撮影しておく
自由研究の人気のテーマの一つに、植物観察があります。毎日のように世話をしなければなりませんが、準備しなければいけない物も明確で取り組みやすいテーマとなっています。植物観察ではどのように植物が育っていくのかを主に写真を撮って追っていきます。その際に全体を写すだけでは小さな植物の細かな成長に気付くことは出来ません。細かな部分をクローズアップしたものも撮影しておくことで、後からその自由研究を見た人も分かりやすくなります。
写真の使い方・見せ方を工夫する
完成度の高い自由研究のまとめ方をするのであれば、写真の使い方・見せ方を工夫するといいです。写真を1箇所にまとめておくと見やすいですし、作り方や作業工程は順番に写真で見せ、全体の画像と注意が必要な箇所やポイントになる箇所は吹き出し様な形に切り抜いて、アップ画像で見せると分かりやすくなります。
写真の大きさも作り方などは少し小さくても問題ありませんが、完成した写真は大きなサイズで見やすくしたりするといいです。また、写真だけではなく、イラストや絵を書いて詳細情報を分かりやすくするのも効果的です。切り抜いたり、可愛い形にカットしたり、色紙で縁取りしたりと工夫することで魅力的な内容にまとめることができます。ただ、やりすぎると伝えたいことが伝わらないことがありますので注意しておきましょう。
写真は切り抜いたり、形を変えて使うと効果的
自由研究をまとめるときに写真を四角いまま使うのではなく、見やすくするために切るといいです。ハサミで波型やギザギザなどに簡単にカットすることができる便利なグッズもありますので、活用するといいです。吹き出しなどにカットするときは、それ専用に形どられたものを使うと綺麗に切ることができます。四角い写真だと、余計な部分も写り込んでしまっていることがあるので、形に合わせて切ってもいいです。
写真資料は色や形・変化の違いが分かることがポイント
ただ写真を並べているだけでは、せっかくの研究の成果が相手にしっかり伝わりません。写真で説明しきれない部分にはイラストを添えたり、ポイントとなる部分にはその部分を強調するような装飾も重要です。そして、一番重要なのは「何を」「どうして」「どうなったのか」を意識することです。
例えば、写真を時系列に並べて、背景をグラデーションにすることでより変化を強調すると、相手は一目でそれが一連の変化を記録した写真だと理解することが出来ます。
詳細図や作り方・工程などを伝えるイラストの効果
自由研究のまとめ方で写真だけを使うよりも、イラストや絵を使って見せるほうが、印象に残りやすく、より詳しく説明することができます。自分で書かないといけないため、時間が掛かりますし、絵が上手な人と下手な人でも違いが出てしまいますが、分かりやすくするためにもイラストを使ってみることをおすすめします。写真では伝えにくい部分がどうしても発生しますので、次のようなときにはイラストを使ってみるといいです。
写真とイラストを使うことで伝わりやすくなる効果がある
自由研究に使う資料の写真とイラストは、それぞれの持つ特性や利点により使い分けると、相手により伝わりやすくなり効果的です。写真のほうがわかりやすいものには写真を使い、伝わりにくいときには、イラストを使うといいです。絵やイラストを使うときは、より細かい部分や写真では伝わりにくい部分、回転や写真では分からない形などをイラストで伝えることによって具体化され、わかりやすく相手に伝えわる効果があります。
可愛い人のイラストを所々に登場させて、ポイントやコツなどの一言コメントを付け加えたりすると面白いものになります。誰かがこんなことを言ったとか、こんなものにも使えそうとか、こんな失敗をすることがあるとか、見て面白いとか笑えるとかいう要素があるとより興味をひくことができます。
イラストを使うと見た人に伝わる情報量が増える
文章だけを書いても、伝えたいこと、言いたいことを100%伝えることは難しいです。より理解度と印象を残すためには、文章と一緒にイラストを使うことで目から入ってくる情報で興味をひき、理解を深めることができます。
小説とマンガだと、どちらが見やすいですか?小説は読まないと内容が分かりませんが、マンガは絵を見ただけで雰囲気や伝えたい情報が分かります。これがイラストや絵の優れているところです。文章だけでは分かりにくい部分には、イラストを使って分かりやすくすると見てくれた多くの人がすぐに理解でき分かってくれる内容になります。
絵・イラストを書くときは写真を参考にするといい
イラストを書くときに思い描きながら絵にするののいいですが、写真を撮っているのであれば、写真を参考にしてイラストを書くのもおすすめです。写真であれば、実際のものの形や色など詳細な情報が分かりますので、それを真似しながら書くと描きやすいです。
特に動植物や昆虫などは、見た目では分かりにくい形や模様・仕組みがありますので、それを書くのに写真のその部分を拡大したように書くことでよりリアルなイラストにすることができます。
グラフや表は分かりやすく、見た目も綺麗に仕上げる
自由研究で集めたデータや記録を分かりやすくするのにグラフや表・ランキングにすると見やすくなります。そのときに、色を使わずに1色だけのグラフよりも、項目別に色を分けたほうが見やすくなります。ただ、色を使えばいいというものではなく、色を使い過ぎると逆に分かりにくくなってしまいます。
グラフや表にできるデータを探し作ってみる
自由研究でグラフや表を盛り込むと、完成度がグッと高くなります。文章だけではなく、説得力があり、研究の結果をより理解しやすくもなります。成功したデータだけではなく、あえて失敗したデータも入れておくのもポイントです。
成功したデータよりも、失敗したデータのほうが多くの情報や学べることが存在することがよくあります。失敗を繰り返し、ようやく成功したという過程を示すことで、よりインパクトのある自由研究のまとめ方となります。
グラフや表は色は控えめにしてきれいで分かりやすくする
自由研究をまとめる際に、グラフや表を挿入するとより分かりやすくなります。地味だと目立たないのではないかとたくさんの色を使う人もいますがこれでは逆効果です。一見するとカラフルで見栄えがいいように思えますが、意識が分散されてしまい、どこが重要なポイントなのかが分からなくなってしまいます。そこで使用する色の数はなるべく控えめにし、重要なポイントや強調したい部分にだけ使用することで見ている人にしっかりと伝えることが出来る資料となります。
6つのグラフを使い分けることで魅力的なツールになる
グラフを使うときに何でも円グラフや棒グラフにするのではなく、グラフの特徴を知った上で適したグラフを使うことで正しい情報を伝えることができます。
棒グラフの特徴と例
棒の高さで量の大小を比較することができます。多い順や少ない順に並び替えて棒グラフにすることで、見やすくなります。都道府県別の人口量、時間帯別利用者数などをグラフにするときに使います。
円グラフの特徴と例
全体の中での構成比・比率・シェアの割合を比較することができます。円の中を100%で表し、その中に扇型の面積が大きいほどシェアが高いことがひと目で分かります。よく使われるのは賛成と反対の数を表したりするときに使われます。
折れ線グラフの特徴と例
1つのデータの増減の経過を見やすくすることができます。気温や湿度などを日別にグラフにしたりとか、日々の価格を分かりやすくするのに向いています。調査期間内での変動を見やすくするときに使います。
帯グラフの特徴と例
棒の長さを統一して、比率の推移を分かりやすくすることで構成比を比較します。年度別の年齢比率や自宅学習時間を何時間している人が多いのかを学年別や年度別で比べたりするときに使われます。
散布図の特徴と例
2つの軸(条件)を別々に取り、データの位置に当てはめていくグラフです。身長と体重の関連性や国語と算数の点数の関連性など2つのデータの関連性を見るのに使われます。
レーダーチャートの特徴と例
複数の指標をまとめるのに最適なグラフです。商品に対する評価を幾つか決めて、その評価をグラフにすることで良し悪しが分かりやすくなります。または、各教科の点数の平均をクラス別に比較したりするのにも使えます。
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まとめ
自由研究の資料をまとめるときは、文章やデータの表だけではなく、イラストやグラフを使うことで伝えたいことを視覚的に訴えることができる効果があります。特に小学生や中学生は、文章を読むよりも、視覚で見ることのほうが慣れているので、写真・イラスト・グラフを使って表現してあげると分かりやすくなります。
グラフを作ったことがないという人は、学校の先生やお父さん・お母さんなどに作ってもらったり、作り方を教えてもらい作成するといいです。
集めたデータをエクセルにまとめて簡単に作成することができますので、是非活用してみましょう。
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