夏休みの宿題で一番最後まで残ることが多いのが自由研究と読書感想文ではないでしょうか。小学1・2年生の頃に宿題として出ない小学校もあるようですが、小学3年生になるとほとんどの小学校で自由研究の宿題があります。子供が自由研究を進めることができない、テーマや課題を決めることができないことが多く、その理由と問題を解決する方法を考えてみましたのでお伝えします。
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親は思う!自由研究は一番大変な夏休みの宿題だ
夏休みの宿題には、教科ごとのプリントやドリル、読書感想文、自由研究などがあります。その夏休みの宿題のなかで自由研究は親として悩ましいところが多いです。夏休みも終わろうとしている終盤で、ドタバタと家族総出で自由研究に取り組むことも多いと思います。小学生の間は、どうしても親がある程度手伝っている場合が多いと思います。
でも、子ども自身が自由研究のしっかりと取り組んでくれたらいいのにとも思います。そこで、子供が自由研究をするときに進まない・決まらないなどの悩みとなっている問題や理由を6つ挙げ、その解決法についてまとめました。
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自由研究のテーマを選べない理由と解決法
自由研究のテーマがなかなか決まらないと困っている子どもはたくさんいることと思います。その理由として、自由研究と聞くと誰もが思いつかないテーマにしなければならないということや、自分で問題提起から途中経過、そして結果までをきちんとまとめなければいけないということを考えてしまうからです。
解決法としては、研究という言葉に惑わされて難しく考え過ぎずに、子ども自身が本当に興味のあることについて調べるようにすることで解決することが多いです。
今の学年の知識や技術力にあった課題をすることは少なく、興味がある難しいことをテーマにする傾向があり、親に難しいからダメとか言われると子供のやる気が無くなってしまうことが多々あります。興味があることに取り組むことで、自分から率先してするようになります。親は口出しせずにサポートやアドバイスを少し伝えるといいです。
観察など取り組み期間が長いと続かない理由と解決法
自由研究で植物や昆虫などの観察をテーマに選ぶ子供も多いですが、観察するには時間と期間が掛かるため、途中で飽きてしまい、挫折する子供も多いです。続かない理由は、夏休みのせいです。暑くてダルい夏休み、友達と遊びたい夏休み、そんなときに毎日じっくり植物を見ていられる子供は多くはありません。夏休みの宿題はラスト3日で全部終わらせるという短期決戦派の方は、そもそも長期間かかるような自由研究のテーマを選ばないほうがいいです。
観察でも2~3日ぐらいで終わるテーマを探すことが解決法になります。花や実を付けるまでまでの観察記録ではなく、顕微鏡を使って普段見ることができない、気がつかないことをまとめるなど、子供のやる気が続くようなテーマ探しをしてあげることが大切です。顕微鏡が1台あると何かと便利です。
自由研究をまとめられない理由と解決法
自由研究の結果をまとめるとき、資料が多かったり、データが多かったりして上手くまとめることが出来ないケースが多々あります。多くの場合、その理由は研究の過程で資料を残すとき、最終的にどういうまとめ方をするか決めていないことが原因です。どうまとめるかを決めていないから、どんな資料を残すか判断できず、結果として余計なものばかりだったり必要なものが足りなかったりしてしまうのです。
解決法としては、最初に既に最終のまとめ用のフォーマットを用意しておくことです。そして研究は、そのフォーマットの中に入れ込む資料を集めるように意識すれば、きちんとまとめあげることが出来きます。
まとめ方の参考として下記の記事を合わせてご覧頂けると、きれいにまとめることができるようになります。
自由研究の進め方などのアドバイスを聞かない子供の理由と解決法
自由研究や日常生活で、計画を進めるにあたって、子供が親や先生のアドバイスを聞かない状況が出てきます。理由のひとつとして、子供がアドバイスを聞かない理由には、反抗期や勉強嫌いなどがあり、聞く耳を持たないず親としては不安になることがあります。
解決法は様々ですが、子供へのアドバイスで選択肢を不要に増やす状況を、できるだけ回避することが必要です。生活や物事の感じ方に悩みがあるかどうかをまずたずね、それと計画ごとの内容がうまくつりあっているかどうかきちんとすり合わせができるかに掛かっています。子供のやる気・やりたいことを親身になって聞いてあげ、少しのヒントを与えてあげるだけでいいです。親としては不安なこともありますが、見守ってあげることも大切です。
自由研究は親の手伝いは必要?子供だけでしたほうがいい?
最近、自由研究を親が手伝い過ぎるという問題がささやかれています。提出された物の完成度が高すぎて、もはや親の作品ではないかという批判があります。基本的に自由研究は子供だけで行いましょう。子供が自分で考えて、自分で行動をして、自分で結論や結果を導き出す、といった過程を行うことが学習目的だからです。手伝うとするならば、長距離の移動のように子供だけで行くのが難しかったり、夜間の行動のように危険が伴うときにサポートしてあげるようにします。
自由研究課題に対する学校や先生からの指導・アドバイスが少ないのはなぜ?
自由研究課題が出されるとき、学校側から手順や進め方など、具体的な指導があるケースは非常に稀です。これは、生徒や児童の自主性に任せているという建前で、実際のところは学校側でも指導方法を確立出来ていないのだと感じますが、その体制を非難するわけにもいきません。明確に手順や進め方のガイドラインを提示してしまうと、それはただの課題になってしまうからです。
算数のドリルの宿題のように答えを移したり、こう作ってくださいというと、そのとおりに作ってくる子供もいると思います。見方を変えれば、指導やアドバイスが出来ないからこそ自由研究は面白いと言えます。
自由研究は子供の自主性が大事!親は手伝い・サポート役に徹する
夏休みになると、当然子供たちは喜びますが、親としては1つ悩みの種が生まれます。それは「自由研究」があるからです。毎年早めに取り掛かって終わらせるようにと言っているにもかかわらず、夏休みの終わりまで手付かずの状態になってしまい、最後にはほとんど親の宿題のようになってしまう光景をあちこちで見かけます。
自由研究は他の宿題にも増して、子供の自主性が大事です。親としてやれることは、その自主性をいかにして引き出すかという1点です。思わずやってしまいたくなる気持ちはわかりますが、あくまでサポートに徹するよう心がけましょう。
自由研究は低学年は親と一緒に行い、高学年・中学生は自分ですることが多い
低学年のころは自由研究をしたことがないので勝手がわかりません。そのため、親と一緒に行ない自由研究がどのようなものかを知ることが大切です。また、まだ低学年なので、まだ調べものをするのが得意でない子供も多いので、親の手助けは必然となります。それが高学年、中学生になると様々な知識を持つようになるので自らテーマを決めてやろうとし始めます。さらに、このぐらいの年になると少しずつ自立させようと思う親も多いので必要最低限のサポートにしようと思っている人も多いです。
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まとめ
自由研究の宿題を上手く進めることができなかったり、まとめ方が分からない子供は多いです。凄い工作や実験・観察などを行なっていても、自由研究の提出用にまとめると、すごい簡単な内容になってしまったり、研究内容が上手く伝わらないことが多くあります。また、休み期間なので友達を遊びたいという気持ちが強いので、後回しにしたり、適当に簡単な課題で終わらせようとすることも度々あります。
1日中、自由研究をしたりしないといけないという状況にはなりにくいので、1日10分でも30分でも時間を取って少しずつ進めるようにすることが大切です。子供に100%任せることが心配なときは、アドバイスやサポートを少ししてあげて、きっかけや動機付けしてあげることが親としてできれば十分だと思います。子供がやる気になれば、すごい力を発揮しますので。
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