自由研究のテーマを決めて研究を進めていきまとめますが、自由研究をまとめるときの「まとめ方」には、まとめやすくするためのステップが7つあります。ただ、テーマを決めて、研究をして、まとめるだけでは、内容が薄かったり、書くことが分からずに上手く伝えることや見せることが出来ない状態になってしまいます。そのため、自由研究のまとめ方を7つのステップに分けて、書く内容や決め方、まとめ方、見せ方などについて詳しくお伝えします。
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自由研究をまとめるときに知っておきたい7つのこと
学校から、「自由研究の進め方とまとめ方」という紙をもらってきましたが、この内容だけでは、子供は「何をしたら良いのか分からない」とのことでしたので、小学生でも分かるように、自由研究をまとめるときに行なう作業工程を7つに分けて、1つ1つの意味と書く内容をまとめてみました。
中学生や高校生になれば、この7つのステップは理解して自分で課題に取り組むことができると思いますが、小学生のうちは、やるべきことを1つ1つ明確にして、何をしないといけないのか、考えないといけないのか、記録に残さないといけないのかを分かってもらうことが大切だと思います。確認しながらでも、自由研究に取り組んでくれれば、基本を抑えた自由研究のまとめ方になります。
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【ステップ1】自由研究テーマに選んだ理由・きっかけを書き出す
自由研究のテーマに選んだ理科・科学・実験・観察・工作などについて、「なぜ、それをしようと思ったのか?」という動機・きっかけを書き出します。興味があったのか、何かで見たのか、今まで好きで調べてみたくなったのかなど、選んだ理由があるはずです。このきっかけは、タイトルやサブタイトルを決めたり、補足説明をするときに情報として役立ちます。
テーマの決め方の基本は興味があるものにすることです。興味があるものにすることによって、調べたり、考えたりすることが楽しくなり、モチベーションが高くなります。
【ステップ2】タイトル・サブタイトルを決める
自由研究のテーマにあったタイトルを決めましょう。このタイトルは、短い言葉で分かりやすく伝わる言葉にします。例えば、タイトルに「空気砲の飛距離を調べてみよう!」と書いて、サブタイトルに「空気砲の形や大きさを変えたときに飛距離がどう変わるのか実験しました。」という感じにすると、何を調べたのかも分かるし、どんな研究をしたのかをサブタイトルで知ることができます。タイトルとサブタイトルを見ただけで興味がそそられる内容にするといいです。
テーマを決めて、タイトルやサブタイトルが決まらないときには、最後に決めてもいいです。自由研究を進めていく一連の流れの中で、自分が一番心に残ったものや、使えそうなフレーズなどがあれば、それをタイトルに使ってみるのもいいです。何が一番伝えたいことなのか、タイトルを見るだけでわかりやすくなるなら、最初に決めても、最後に決めてもいいと思います。
【ステップ3】テーマに対する仮説や予想を立てる
自由研究を進める前に、どんな結果になるのか自分なり「こうなるのではないか?」という考え、仮説・予想を立てるようにします。まとめるときに、研究を始めるときに思っていた結果と、実際に結果は何が違かったのかを知ることができ、研究を進めるうえでの調べることや、考えることにつながります。
仮説や予想は誰も思いつかないものであればあるほど、面白い自由研究が出来ます。まとめ方の基本はストーリーを作ることです。始めはこうだと思っていたけど、実際にデータを取ってみるとこういう風に考え方が変わったとか、データの取り方を変えてみると、また考え方が変わった、というような感じです。研究の結果がでたら、研究を通して自分の予想が正しかったのかどうか、間違っていたらどう間違っていたのかを書くとまとめやすくなります。
【ステップ4】研究の方法・手順を確認する
自由研究の課題を、「どうやって進めていくのか?」を確認します。実験方法や工作の作り方、調査方法などについて、どうやってまとめるのか決めておきます。写真を撮影して残しておくのか、イラストを書くのか、説明文は箇条書きにするのか文章にするのかなどを決めておきます。見せ方や書き方が分からないときには、インターネットや本を参考にして、自分が選んだ研究テーマをどうやってまとめて、見せたら良いのか参考にしてみるのもいいです。
表やグラフ、アンケート調査などを行なうときには、事前にどんなデータが必要なのか、何を質問しないといけないのかをしっかりと調べておくことで二度手間にならず、スムーズに調べることができます。
【ステップ5】使う道具を準備する
自由研究で使う道具や材料を書き出していき、準備する必要があります。まとめるときに「用意したもの」を書いたり、写真やイラストで見せることで、同じ研究をしたいと思った人の参考になります。必要な道具を事前に準備しておくことで、作業する時間が止まらずに効率よく研究をすることができます。基本的に文章で構成していきますが、上手なまとめ方の一つとして研究に用いた道具を盛り込むことで研究内容を濃いものにし、さらに写真等で掲載することで視覚的にも伝えやすいです。
【ステップ6】調べたこと、データなどを分かりやすくまとめる
自由研究の課題を進めていき、結論をまとめます。自分の言葉で伝えることも大事ですが、視覚的にも分かりやすい、表やグラフ、アンケート結果、ランキングなどにまとめることで、目を引き、見ただけで分かる資料となります。見出しの色を変えたり、重要な部分は吹き出しにしたりと目立つようにして、伝えたいことを書いておくといいです。
研究を始めるときに、どういう予想を立てて調べたのかを書き出しておけば、研究のデータとグラフなどを使って比較することで分かりやすくなります。データから分かったことを書き、自分の予想とどう違ったのかを書くとまとめやすいです。始める前と自分の気持ちがどう変わったのかも書くと、より良い自由研究のまとめ方になります。
【ステップ7】失敗、分かったこと、反省などの結果と感想をまとめる
調べたことをについての結果を書きますが、結果だけを書くと、ここだけが薄っぺらい内容になってしまうことが多いです。調べた結果を書くのはもちろんのこと、失敗したことややり直したこと、反省点なども一緒に書くといいです。また、自由研究を進めていく中で、他にも疑問が出たとかいうことがあり、調べられたら、それについても書いてみたり、次の課題として書いておくといいです。
結果と一緒に、感想をまとめることでオリジナルの内容になりますし、気持ちが直接伝わる部分でもありますので、上手にまとめるようにしましょう。失敗・反省・分かったこと・結果・疑問・課題などを1つの小見出しとしてまとめてもいいと思います。
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まとめ
自由研究で調べたことなどをまとめる場合は、どのように紹介したり、展示されるかを考えて作成できればまとめやすくなります。研究のまとめ方として、相関図のようなものなどがある場合は、パッと見て分かる大きな模造紙などにまとめると見やすいです。自由研究なので、基本は調べたことだけでなく、どのようにまとめるかも自由ですが、なぜそれを調べたのかというきっかけなどのエピソードも追加すると、読んでくれた人の共感を得られやすくなります。
自由研究の基本的な構成として、自分で選んだテーマや問題提起について調べたり作成していく過程と、最後にその結果を受けてのまとめを書きます。どのようにまとめれば良いのか悩んでしまうときの参考になるように7つのステップとしてまとめました。
自由研究のまとめ方のコツは、研究を決めたきっかけや、実験や観察の方法・結果などを分かりやすく整理し文章にしていくことですね。誰が読んでも理解できるように、丁寧にまとめましょう。
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